
カトマンズの小さな食堂に入ると、ウエイターと客の境界が曖昧になる。
皿を運ぶ人も、席で談笑する人も、同じ空気の中で同じようにくつろいでいる。
誰が客なのか、ふと見失うほどだ。
けれど、その曖昧さこそが、この街の生活に深く溶け込んでいる証なのだと思う。
気が付けば、私はいつもこうした場所に足を向けている。
観光客向けの洒落たカフェより、地元の人が昼休みにふらりと立ち寄る食堂。
メニューはシンプルで、店内は少し薄暗く、壁には色あせたポスターが貼られている。
それでも、いや、だからこそ、ここには旅人が求める「生活の匂い」がある。
隣の席の青年が、私の皿を見て「それ、美味しいよ」と笑う。
ウエイターがその会話に自然に混ざり、気が付けば三人で世間話をしている。
この距離感の近さが、カトマンズの魅力のひとつだ。
旅先での出会いというより、まるで昔から知っている誰かと再会したような、そんな不思議な安心感がある。
旅は景色を見るだけでは終わらない。
その土地の人々の時間の流れに、少しだけ身を預けてみる。
そんな瞬間にこそ、旅の本当の豊かさが宿るのだと、私は思う。
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